日本共産党長野県会議員団

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活動報告

県民文化健康福祉委員会現地調査2日目

2025.06.03
昨日に引き続き、両角議員は県民文化健康福祉委員会の現地調査を行いました。長野県立木曽病院の現地調査では、全国に330箇所ある2次医療圏で有床医療機関が1つしかないのは木曽医療圏のみとのこと。そんな中、R8年度以降、分娩を取り扱う産科医療体制を維持し続けることが困難になる見通しについて、濱野英明院長より説明がありました。安全安心の産科医療を提供するためには、産科医師の確保のみならず、出産後の新生児の対応を行う小児科医師の確保に加えて、帝王切開時に麻酔管理を行う麻酔医師の確保が不可欠。このような中で、いつ出産になるか分からない分娩や帝王切開に対応するため、24時間365日、医療スタッフを確保するのは困難状況との事です。さんざん手を打ってきた様子も伺いました。都会から地域偏在のドクターを採用しても長続きしない、たまたまではダメ。大学病院に残らなくて良いことになってから、実入りの良い美容整形にすすむドクター。長野県内で昨年外科を志したドクターは6人。事は深刻で、ドクターを育てる国レベルの話で、人口減少の顕著な木曽に早く現れているだけで、全県の問題になるの指摘も。閉鎖が決まったわけでないので、診療報酬を上げる。県予算で年間8億円ほど木曽病院に出ている予算の増額、引き続きドクター確保に力を尽くす事が話されました。6月定例県議会当委員会の重要なテーマになります。現場に行く事は大切と改めて感じました。

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