光害についてのお尋ねでございますが、道路、公共施設の夜間照明は交通安全上の確保やそれから防犯上必要なものでございます。しかし、不適切な照明は、エネルギーの浪費であるばかりでなく、居住者の安眠妨害や農作物の生育障害などの影響を及ぼします。
このため、県では、平成10年3月に環境省が策定いたしました光害対策ガイドラインを踏まえ、道路照明の設置に当たっては照射範囲や照度が必要以上にならないよう配慮しております。
また、県庁舎や合同庁舎などの屋外照明につきましても、環境保全のための率先実行計画の一環として、点灯時間の短縮や点灯本数の削減を行ってきているところであり、引き続き、省エネ対策を含め、環境保全に一層努めてまいります。
さらに、市町村や関係業界団体等の皆様方に対しても、良好な照明環境の実現のため、ガイドラインの周知を図ってきております。
今後も引き続きガイドラインによる施策を積極的に推進してまいりますとともに、光害防止は地球温暖化防止対策に資するものでもありますので、条例の必要性についても関係部局と連携を図りながら今後検討してまいります。