3.信号機設置について
次に信号機の設置についてお伺いします。
県民からの信号機設置を求める切実な要望はあとを絶ちませんが、年間設置できる信号機の予算には限りがあり、要望しても順番待ちで、すぐに設置されないのが当たり前のようになっています。
私も県民の皆さんといくつかの信号機の設置を直接県警本部に要望してきました。例えば、今年の5月に開通した中野市の若宮バイパスでは、開通前から、すでに小中学生の通学路が横断することが明らかになっており、事故がおこってからでは遅いと地元の区長会、老人クラブ、PTAの皆さんなどから、バイパス開通と同時に信号機を設置してほしいと言う要望が繰り返しされたところです。しかし、結局開通時には間に合わず、新学期を迎えて、PTAの保護者の皆さんが登校時に横断歩道に交代で立たざるを得ませんでした。また、すぐ近くの既設の道路との交差点も、どちらが優先か一瞬の判断に迷う状況で、開通日から事故がおこっています。幸い、今年8月までには信号機が設置されることとはなりましたが、それまでに事故がおこらないように、子供たちの安全を願うしかありません。
また、長野市の北部幹線も今年の春開通しましたが、片側2車線、全部で4車線の広い道路に、信号がほとんどありません。歩行者が横断する際、歩いて信号のあるところまで行くのには距離があまりにもありすぎて、また老人クラブの皆さんがゲートボールを楽しむのにも、公民館に集まるのにも、信号のない横断歩道を命がけで渡らなければなりません。この場所にも8月頃までには信号機の設置を検討するとのことでしたが、道路が次々に開通するのに、信号機はつかず、歩行者の安全が心配な状況です。
このような、安全対策上必要な信号機の設置が足りなすぎる現状を解決するために、信号機設置の予算の大幅な増額を図るべきだと思いますが、県警本部長の見解をお伺いします。
このような現状を見るに付け、多くの関係者から出される疑問は、新しい道路ができるのは大変うれしいが、その道路に当然必要な安全施設である信号機が、道路建設とセットで計画されないのはおかしいのではないか、ということです。道路建設は土木部、信号機の設置は警察本部と言う担当部署の違いはあっても、数億円単位で建設される道路の事業費の中で、信号機設置の予算を必要経費として計上できないものでしょうか。
今後、少なくとも新設の道路建設にあたっては、最低限必要な信号機の設置を、必要不可欠な安全対策として、警察本部との調整をはかりながら建設時の計画に盛り込むべきではないでしょうか。土木部長の見解をお伺いします。
それから信号機の問題は私はあえてこだわりたいと思っているんですけども、改めて県警本部長にお伺いしますが、私が今までいろいろお願いしてきた中でも、それから先ほどは時間が無くて2つのことしか紹介しませんでしたが、多分この議場においでの議員の皆さんも地元の皆さんから山ほど切実なご要望いただいてお願いに来ていると思うんですね、でも予算の関係でなかなか順番待ちというのは現実だと思います。たぶん年間30・40箇所ぐらいしか設置の予定はないというような予算の枠が数年間ほとんど増えないそんな現状だと思うんですけど、県警本部長改めて改めて今長野県のここ数年間の、これ通告はしてないんですけど、信号機の予算の増額の質問しておりますので大体何箇所ぐらいずつ設置をしているのか、その設置箇所数は増えているのか、要望はもう急上昇だと思うんです。そして1箇所あたりの設置の予算平均的にいくらかかるのか、これは本部長にはお伺いをしたいというふうに思います。
あわせて、土木部長に、先ほど私お願いしましたのは土木部がそうはいっても厳しい県財政の中ではありますけれども、まだまだ年間2千億円弱というお金動かしていると思います。道路建設には億単位のお金を使うことができる、そういう部局ですから調整というよりむしろ積極的に道路建設の計画当初から安全対策としての信号機の設置が必要じゃないか、先ほどご紹介しました中野の若宮バイパスも場所はもう建設事務所で確保したわけです。でも信号機の設置は県警の管轄で予算はそちらだからということで結局道路予算の中には計上されないわけです。そこのところを土木部からも県警の予算の増額に一押ししていただいて、力を合わせてこれもですね抜本的な安全対策の向上を是非信号機の設置と道路建設セットでこれは縦割り行政の弊害を乗り越えて図っていただきたいというお願いですので、そのへんの私の提起はどう受けとめていただけるでしょうか。改めて土木部長に、今後の方向についての決意もお伺いをしたいと思います。
信号機なんですけど、入札差金の範囲でというやじも飛びましたけど、本当にそう思うんですよ、是非柔軟に部局横断的に積極的に取り組んでいただきたいと要望しまして質問のずべてを終わらせていただきます。
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