4. 治水対策について
次に、千曲川及び浅川改修について、県内の一部マスコミの報道では、ダム中止の浅川が、県が改修済みとしている富竹地区など中流域2.8kmで「100年に一度の大雨」「堤防が10箇所で決壊など」と大見出しで報道されましたが、高村議員が代表質問でも指摘しましたが、この件について県はどのような見解を持っているのか青山出納長にお尋ねします。
いたずらに不安を助長するということはよくわかりますが、しかし、これは県が作った資料だというふうに聞いておりますが、県が作った資料で、浅川だけをそういう想定をしたのか、全県の河川についてどのように想定されているのか、その点についてお尋ねいたします。
それでは、その浅川の先ほどの10箇所という、どこか1箇所、どこが破堤するかわからないけれども、いずれにしろ、そういう雨が降ればどこかで破堤するだろうと、そういうのが10箇所ぐらい危険性があるということだと思うが、県下で試算すると、そういう箇所はどのくらいになるのかお尋ねいたします。
それでは、土木部長
私はこの間、浅川問題が本当になぜこんなに集中するのか、いうことを大変危惧しているところでありますが、ここに同じ地域の100年に1回の洪水マップが作られております。(パネルを示して)上は長野市が作って全戸に配布した洪水マップであります。下は今言われた県が作った浅川の洪水マップであります。これはまったく同じ場所です。
千曲川の洪水マップを見ると5メートルから8メートル水がつくという想定であります。県が作ったのは2メートルです。浅川を改修しても、千曲川が溢れれば、5メートルも8メートルも同じ場所で水がつくんです。浅川の改修だけで解決するとは絶対ありえない。同じ雨です。100年に1回の。こういうものを両方で併せて初めて治水対策ができるのではないか、例えば、県の浅川の決壊で1メートルくらいしか水がつかないというマップを信用して、そこにもし我慢をして1メートルだと、千曲から出た水がくれば、5メートルも8メートルもついてしまう、これ命に関わる問題です。こういうことをきっと私は、全体像を明らかにしなければ、不安を解消するとか、浅川に議論が終始してしまう結果になるのではないかと思いますが、知事の所見をお尋ねします。
それだけ長野市民にとって大変なことでありますから、長野市長と知事と一緒になって考える時期にきているのではないかと、是非、浅川だけに集中せずに、長野市民の命や財産を守るという点で長野市長と胸襟を開いてひとつ知事もしっかり対応していただきたいということを要望しておきます。
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