南牧村で外国人実習生について懇談
- 2021.05.28
南佐久郡南牧村で外国人実習生を受け入れて講習、受け入れ企業や農家を指導する監理団体を運営する方々と、日本共産党県議団で懇談しました。南牧村はレタスや白菜など高原野菜の産地。昨年度は、外国人実習生を389名受け入れています。 全国的に外国人実習生の人権に関わるような処遇が問題になっていますが、南牧村の監理団体の方々は、実習生の便宜を図るために独自に通訳を確保。苦労をしながら、受け入れから、実習、生活面でも親身に支援を行っており、「実習生は家族です」と語られました。 経営規模を拡大し出荷量を増やし続けないと成り立たない高原野菜の市場。一方、外国人実習生への手当や諸経費を差し引くと、わずかしか手元に残らない厳しい農業経営の実態をお聞きしました。 監理団体の方々は、特定技能制度の研修、価格安定制度への国や県の支援など具体的な要望とともに、「家族で経営が成り立つような農政の転換が必要」と力を込めて語りました。 外国人実習生の過酷な労働や農家の深刻な経営の上に成り立っている日本の農業とは一体何なのか、深く考えさせられました。 懇談には、市川はる子南牧村議、菊池幸彦元村長さんに同席していただきました。