日本共産党長野県会議員団

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活動報告

真庭バイオマスタウン構想現地調査

2014.05.22

5月13日、岡山県真庭市の「バイオマス(生物由来資源)タウン構想」現地調査をおこないました。

真庭は古くから中国山地の木材集積基地となっていた地域であり、林業・製材業で知られてきました。現在では集成材の一大産地でもあります。長野県でも「まちおこし」や再生可能エネルギー開発のため、森林資源を活用したバイオマス発電所建設が複数計画されていますが、真庭では現在大規模な木質バイオマス発電所の建設が進行しており、すでに原料供給施設も稼動しています。
最初に真庭市役所バイオマス政策課職員より構想の概要について説明を受けたあと、1984年より工場内バイオマス発電を開始し、原料となる木質ペレット(固形燃料)も生産している木材メーカーの工場を視察。さらに、原料となる木材チップ(間伐材、倒木材等を乾燥・破砕加工したもの)の加工集積基地を視察しました。

構想の特徴は、近年のブーム的な取り組みではなく、森林管理や木材加工の副次的事業として数十年来取り組まれてきた副産物の活用を、林業従事者、製材業者、農業者、観光業者その他幅広い分野の民間事業者及び行政が、それぞれの立場から必要な事業として連携して推し進めてきたという「地に足がついた」取り組みである点です。今回の調査も、増加しているバイオマス事業の見学を手軽かつ合理的に実施できるよう、関係者の要望に基づき真庭観光連盟が企画・事業化したコースツアーを利用しておこないました。

真庭市役所では、庁舎のいたる所で地元産木材が使用されているほか、庁舎に設置された太陽光パネルや付属エネルギー棟内のバイオマスボイラで生成されたエネルギーを積極的に利用しています。また、2015年4月には前述の大規模バイオマス発電所が運転を開始する予定です。

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