大糸線視察1日目
- 2022.08.29
県議団は、大糸線視察で大町市役所を訪問し、副市長さん、副議長さん、関係委員会委員長さんなどから現状と課題、取り組みなどについてお話いただき、懇談させていただきました。 大糸線にかかわっての利用促進をはかる組織は3つあるとのことで①つは大糸線利用促進輸送強化既成同盟会。これは新潟県や長野県当局、糸魚川市や大町市を始めとした沿線全自治体、商工会議所や観光団体で構成されているもの。 ②つは大町糸魚川間で構成されている大糸線活性化協議会。 ③つは安曇野市、池田町、松川村、大町市、白馬村、小谷村で構成される大糸線ゆう浪漫委員会。 それぞれが生活の足や観光で利用促進のために様々な努力をされていることがはなされました。 「大糸線を応援する会」もあり、当初150人くらいからこの件が起こってから2000人ほどに広がっているようです。何とかしたいという思いの現れだと思います。 JR西日本が南小谷から糸魚川の収支が6億円余の赤字に登る不採算路線であることを公表し、存廃やバス路線転換かと衝撃的に報道されたことを受け、5月に期成同盟会内に振興部会が設置され1回目の会合が開かれたことなども話されました。 地方鉄道の赤字を地方の努力や責任に押し付けるやり方はいかがなものかと思います。 お話をうかがいつつ、存続させるために、個々の自治体の取り組みでは限界があるため、皆さんの努力を後押しできるよう、国の責任を明確にしながら、事業者であるJR西の取り組みをもっと強力に求めていく必要を感じました。長野県として何ができるか検討が必要だし、28道府県の緊急提言に沿った対応が大事だと思います。 白馬以北まで鉄路で移動した記憶がなく、南小谷まで電化でそこからはディーゼルだということも始めて知り、南小谷で乗り換えなくてはならずビックリ。 その不便さを解消するのは事業者の役割ではないでしょうか。 生の声や実情が伺え有意義な懇談となりました。