日本共産党長野県会議員団

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活動報告

リニア豊丘村トンネル崩落事故調査

2021.11.22

過日リニアの工事で事故のあった豊丘村の伊那山地トンネル坂島非常口、ガイドウェイ組立工場をつくるため残土が搬入されている市田の埋め立て地を、党県議団の毛利議員、高村議員、和田議員、山口議員と、武田良介参院議員、前沢光昭豊丘村議、米山義盛松川町議、坂本満南木曽町議が調査。 調査に先立ちJR東海中央新幹線長野工事事務所(飯田市)を訪ね豊丘村担当課長、担当係長などから事故原因や今後の安全対策について聞き取りをおこないました。 聞き取りは4人までということで武田議員、秘書、前沢村議、毛利議員の4人。 国の「山岳トンネル工事の切羽における肌落ち災害防止対策に係るガイドライン」に基づきやっているとのことでしたが、瀬戸トンネルの死傷事故から2週間もたたないなかでの事故であり、原因はなにか、どのような安全対策を講じてきたのか、今後どのような対策をとっていくのかと尋ねても「現在JR東海と清水建設などの事業者で原因や対策を究明中」と説明するばかり。 それならはっきりするまで坂島工区だけでなく全ての工事を中止して再発防止につとめるべきです。 さらに長野県や関係自治体への事故報告が4時間余と遅れたのはなぜかときくと「事故内容の詳細が把握できなかったから、つかむのに時間がかかった」とのこと。 事故がおきた。詳細は追って連絡するということでいいのに何か言い訳に感じます。 切羽の地質がどうなのかその都度調べながら工事を進めるようですが、それらの資料や原因と対策の資料をいただきたいともとめましたが、「公開するようにはなっていない」とのこと。第三者や行政を加えた検証の必要性を感じます。 山岳トンネル工事にはしっかりした経験とノウハウがあるといいますが、説明をきいても、どこにその担保があるのか不明確。 今回の事故は地かぶり110メートルで起こったといってますが、いまは非常口でのできごとで、本体工事は南アルプスの1400メートル地下です。さらなる事故が懸念されます。 自然を破壊し、人の命を犠牲に進むような工事は止めてほしい。 雨のなか、地質なども専門家の坂本議員から聞かせていただき、花崗岩ではあるがもろい変成岩などもみられ、地質が変わる場所でもあることを知りました。

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