日本共産党長野県会議員団

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活動報告

危機管理建設委員会の県外視察

2023.10.26
藤岡議員は長野県議会危機管理建設委員会のメンバーで県外視察(10/24〜26)に行きました。

初日は、安威川ダムと周辺整備事業を視察。
このダムは昭和42年の豪雨災害を契機に多目的ダムとして計画されましたが、立ち退き問題などの課題が山積し、平成26年に起工式、そして令和5年に完成と、半世紀以上かかった建設費1,600億円のダムです。この場所を最初に視察先にしたってことは…長野県でも⁉︎ との不安な思いに駆られました。

2日目は3ヶ所もまわりました。

・午前中に京都大学防災研究所 流域災害研究センター「宇治川オープンラボラトリー」を視察。
中谷加奈教授の案内のもと、
降雨によって誘発される諸現象のメカニズムを解明するための雨水流出実験装置、
水害時の地下空間からの避難を想定した、実物大階段模型装置、など実際に体験してその研究の役割を体で実感してきました。

・つづいて大阪府大東市のmorineki(もりねき)プロジェクトを視察。
日本初のPPP手法を用いた公民連携街づくり事業を視察。株式会社コーミンと大東市が連携して行った市営住宅の建替え・再開発プロジェクト。
21年にオープンしたmorinekiエリアは、昔から住んでいた方々が生活する「住宅エリア」、人々が集う「公園エリア」、レストラン・アパレルショップなどが連なる「民間事業エリア」の3つエリアに分かれており、土日祝日などは近隣から多くの人々が訪れ交流する空間に発展。本当に住んでみたくなるところでした。

・3ヶ所目、堺市の総合防災センターを視察。
自助・共助・公助の連携によって地域の防災力の向上をはかり、災害に強い街づくりを推進するため、令和4年に堺市の防災拠点施設としてオープン。防災を総合的に学べる体験型の防災学習施設の役割もはたし、昨年度は県内外や国外からも約5万人が来館したとのこと。また、市消防局の訓練棟や災害用の備蓄倉庫ほか、ヘリポートもあり、大規模災害時には全国から緊急消防援助隊などの活動拠点にもなるという気合の入った施設でした。

3日目は、近畿インフラDX推進センターを視察。
デジタル技術を活用し業務のプロセスや働き方を、便利に効率的に変えていくことをめざし、その普及促進に力を入れている施設。令和3年に開設され、官民の人材育成確保にかかる「育成」「体験」「広報」に取り組まれています、、3次元設計データの操作体験ができました。
人口減少の中、生産性向上は避けられない課題です。建設現場における一人一人の生産性向上をはかり、賃金水準の向上、安全性の確保、規格の標準化、施工時の平準化などなどを推進してるそうです。

たくさん体験ができ、最前線の防災・建設分野の取り組みを勉強することができました。

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