長野県諏訪湖環境研究センター視察
- 2024.05.17
党県議団は、岡谷市議団、下諏訪町議団とともに17日、4月オープンした「長野県諏訪湖環境研究センター」(あいとぴあ併設)の視察を行いました。諏訪湖をはじめ県内の河川・湖沼の水環境・生態系保全の調査研究や学び・情報発信の拠点としての役割りを担う施設で、総事業費22億5000万円。屋根には50キロワット弱の太陽光発電を設置し、断熱を含めた省エネ改修工事を行い使用量の半分を再生可能エネルギーで賄っています。 1階のエントランスホールはクイズ形式で諏訪湖の成り立ちや大きさがわかり、水環境や動植物の紹介、諏訪湖に流れ込むゴミなども展示され一気に心を諏訪湖へと誘います。 ホール棟への廊下は水生植物などのわかり易い展示がされ、ホール棟ホワイエでは諏訪湖の成り立ちや、空から天竜川が遠州灘にそそぐ様子が映像で臨場感をもって写し出され、初めて知ることなどもたくさんあり学びの空間となっています。 貸館だったホールは講演会などのイベントで使用する場所になっています。 2階、3階は検査室、器機室、研究室になっており、開館に合わせ購入した水に溶け込んだDNAを分析し「どんな種類の生物がそこに生息しているか」を調べる興味深い装置などもあります。 1階のエントランスホールの見学は自由ですが、ホール棟などは学習利用とし、県職員が同行して利用していただくことになるため、申し込みが必要です。当面は児童生徒の学習利用になります。 諏訪湖の抱える諸課題が様々な研究を通じて方向付けがされ、改善に向かうことを期待します。諏訪湖ハイツに行った折などに展示物をぜひ一度覗いてみてください。