リニア現地調査・登戸研究所平和資料館視察
- 2025.09.11
リニアの残土置き場でおきている問題について、日本共産党長野県議団で現地調査を行っています。飯田に行く前に、駒ヶ根市にある登戸研究所平和資料館に立ち寄りました。まず、登戸研究所平和資料館(駒ヶ根市中沢)で、松久芳樹登戸研究所調査研究会事務局長さんから説明をしていただきました。地域の戦争の歴史を知ることで、戦争の怖さを身近に感じとることができます。 化学兵器の開発、にせ札づくり、風船爆弾などの秘密戦を強化するための秘密謀略機関。なぜこの地に疎開してきたのか、戦争末期、本土決戦に備え兵器の製造がおこなわれていた。事などを伝える貴重な資料館でした。改めて平和を守らねばと強く感じました。
続いて、リニア中央新幹線のトンネル残土関連の現地調査。阿智村七久里、隣接する飯田市山本の残土処分計画地へ。絶滅危惧植物種が確認されているお花畑を守るため、熱心な活動をしている地元の方にお話をお聞きしました。 続いて下條村睦沢。残土埋め立て後の土地利用について、地元の要望をうかがいました。処分地下流の活断層も説明を受けました。1日目の最後は、川路駅(飯田市)の残土仮置き場予定地。ヒ素などを含む要対策土の活用が計画され、地元の方は汚染の不安を感じています。2年ぶり、13回目のリニア中央新幹線の現地調査。開通の見通しが立たないなか、工事が進み、新たな課題が見えて来ました。
