長野県では長野市の都市計画に合わせ、県庁周辺の再編整備計画を進捗中です。
その要の一つに県警本部が現状、県庁舎の9階と10階にありますが、多様化・複雑化する事件に対応するには手狭になっていて、県民の生活の安全安心を保障するには支障があり、独自の庁舎が必要だと10年来議論されてきました。
「しあわせ信州創造プラン3・0」ではここ数年で方向付けすることが決まっていて今の長野合庁の駐車場に建てることになっています。
長崎県警は魚市場跡地に8階建ての庁舎を3年の工期を経て建設し、平成30年2月から運用を開始しています。
耐震性能にすぐれ、災害発生時にも対応でき、環境面でも冷却や蓄熱貯留水を飲料水やトイレ水として利用し、断熱性に富んだ建築で時代の最先端。機材も新しい機能のものが備えられていて驚くことばかり。
総事業費110億円ときいてさらにビックリ。いまは資材費も値上がっていて、とてもではないが長野で同じような施設は建てられないなとおもいました。
特別支援学校の老朽化対策、障がい者医療費の現物給付、給食費の無償化など県民要望もたくさんあるなか、建設事業債も増えてきているし、高校再編でも多額の費用がみこまれ、悩ましいところですが、県警庁舎も先送りできず、知恵のだしどころです。
被爆地長崎だけあって原爆で亡くなった警察官の慰霊碑が本庁舎との連絡通路に建ててあり手を合わせてきました。