日本共産党長野県会議員団

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活動報告

農政林務委員会県外視察②(鹿児島)

2022.10.28
 鹿児島県湧水町にあるMEC I ndustry株式会社を視察。
木の生産から加工、販売までを1つの会社でやることによって安くスピーディーに対応し、喜んでもらえる商品を提供することを目的に令和2年1月に設立。
この6月に本格操業を開始したばかりですが、製材をしているのに近代的な建物でビックリしました。
新建材事業、MOKUWELL事業、木有活事業の3つの事業を行っていますがMOKUWELL事業はCLTを活用し、予め工場で計算された部材を製造し、現場で家をくみたてる事業で2〜3ヶ月で家がたたり、しかも30坪1300万円で平屋の家が建たるとのお話は、衝撃的でした。大工さんがいらない!とも言っていました。
特許出願中とのことで、内部の写真はNGでしたが、さながら建築革命の印象でした。
出資金36億円。出資者が三菱地所、竹中工務店、材木会社などであることが強みかとおもわれます。輸送コストをさげるためにもターゲットを鹿児島、宮崎、熊本にあてているため、会社を湧水町に建てたそうです。

 霧島市で日本一の観光農園を実施している「霧島さくらフルーツランド」へ。
元は病院跡地で医療廃棄物なども埋められていた荒れた場所でしたが40万㎡(120万坪)の土地にぶどう、梨、リンゴ狩りを中心にキンカン、桃、柿、キュウイ、栗などありとあらゆるものを栽培し、加工や宿泊施設、ショップももち巨大で健全な経営をされています。
園内は農業生産法人所有のマイクロバスで案内していただきましたが、剪定枝などは肥料にしていてまさに無駄は1つもない循環型農業。先日の台風でハウスが被災し、損害は4500万円でいま修復中とさりげなくいうことに驚きました。
開園当初は年間1万人しか来なかったようですが、今では5万人が訪れるようです。
正社員40人、パート13人。外国人実習生はベトナム中心で13人雇用しているとのこと。
長野県ではこれほど大規模な経営をすることはむずかしいと思いますが、家族農業を応援しながら、価格保障、所得保障をおこなってやはり、無駄なくやるには付加価値をつけるために6次産業化できるように応援することが大事ではないかと思いました。

危機管理建設委員会県外視察②

2022.10.27
 危機管理建設委員会視察2日目。熱海伊豆山土石流災害現場!静岡県熱海土木事務所から現地ての説明を受けました。川さえない山谷に違法な盛土が5万立方メートル以上、かつてない豪雨が襲い、死者27名・行方不明1人、132棟被害304名避難。県が土砂撤去、川の拡幅工事、砂防堰堤工事を行っています。専門家を含めた内部、外部の検証を重ね、静岡県盛り土等の規制に関する条例を改めて7月に施行し、対策を強めています。委員全員で犠牲者追悼・黙祷をしました。

農政林務委員会県外視察①(熊本県)

2022.10.27
 毛利議員が農政林務委員会の県外視察(10/26~10/28)へ。
 26日は熊本県農業研究センターにお邪魔しました。
収穫量全国3位のイチゴ栽培で熊本県が開発した「ゆうべに」を1〜2月の収穫果数を増やすために炭酸ガスを施用することで20%収量が増えている研究を伺いました。
「あと35日遅くくれば試食できたのですが」と場長さんはおっしゃっておられましたが、合志市の広い研究所ではイチゴだけで12棟のビニールハウスがありました。
長野県内でもイチゴ栽培農家があるので参考にできるといいなと思いました。
 27日はまず、八代市の(株)トマトカンパニーへ。熊本県のトマト生産量は日本一ですが、大規模な施設園芸をICTを駆使して若い経営者が30人ちかい従業員を雇い行っている会社です。
「植物も人間とおなじで温度、養分などを状態にあったやり方で育てることが、収量をあげるコツ」と言っておられた言葉が印象に残りました。
独学で研究されていたようですが、経験と勘でやっていることに限界を感じ、オランダでも学ばれたそうです。
「施設園芸はお金がかかりませんか」ときくと「若い人は、はまればのめり込みます」と返してくれました。
光合成をすすめるために炭酸ガスを送る装置もありました。コストコやイオンと契約し納品しているとのこと。年間の売り上げは4億円。
 林野庁のモデル事業の指定を受け、川上から川下までの合意形成のもとに安定供給を実現させ、需要の拡大を通じ、林業・木材産業の振興を図っている木材加工事業の(株)くまもと製材を視察。
総事業費27億弱で当初は「協同組合くまもと製材」として営業していたようですが、平成19年から5年の創業を経てさらなる発展のため株式会社に組織がえ。
年間、杉を中心に10万立法メートルの原木消費をしているそうです。
生産品目は中小事業者との競合を避け柱、桁はやらずに間柱、ラミナ、胴縁など。
社長さんは川上が大事で山を造るには生産林と環境林に分けて、どんな山にするかのビジョンを持つことや安定供給が大事、ウッドショックを経験し、国産材こそが安定供給できると強調され、いくら材を造っても使われなければ意味がない、川下対策が大事と思っていた私は発想が逆だったことに目から鱗でした。バーク材、チップ、おが粉などすべてバイオマスの発電や製紙、牛のねどこなどにつかわれていて環境にやさしい製材業者でもありました。

危機管理建設委員会県外視察①

2022.10.26
高村議員が、しな鉄⇒しなの⇒あずさーで甲府市へ、危機管理建設委員会の県外視察。借り上げバス🚌で、富士山の西側回りで、昨年8月共用された、中部横断自動車道を走り、静岡県に、高速道にあり県管理防災の道の駅ー富士川楽座を視察。今夜は、熱海市に泊まりです。

9月議会が閉会しました

2022.10.12

9月議会が閉会しました。

議員提出議案は以下の通りで、全て原案可決されました。

https://www.pref.nagano.lg.jp/gikai/chosa/teireikai/houkoku/r409/giin.html

大型経済対策を求める意見書は共同提案、

米価下落対策、給付型奨学金に関する意見書は、日本共産党県議団が発案しました。

また、委員会発議で子ども・障害者の医療費助成制度の創設を求める意見書が採択されました。

11月議会は11/30(水)~12/16(金)です。

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